
今回解説していく内容は以下です!
本記事の内容
中国で余っているマスクが日本で売れない理由
中国で余っているマスクが日本で売れない理由は 2つ あります。それは
- 販売ルートの確保が難しい。
- 価格設定の厳しさと、パッケージの作成。
です。ちょっとわけて解説したいと思います。
販売ルートの確保が難しい
日本で、マスクの転売が相次いだ問題でECサイト等でのプラットフォームでマスクを販売することが非常に厳しくなってしまいました。3月15日(日曜)からは政府によってマスクの転売が全面的に規制されてしまいました。こうなってきてしまっては、ドラッグストア等に卸すしかないのですが…そこでも問題が発生してしまいます。
価格設定の厳しさと、パッケージの作成
価格設定を厳しくしているのは、こういったメディアのせいだと私は思います。
それでも規制初日にチェックすると「マスク50枚4980円」などの出品が確認できた。仕入れ価格から1円でも高い転売は禁止だけに「中国工場から直接仕入れで転売品ではありません」や「海外直輸入の正規品」など、転売ではないことが強調されていた。
マスクが極端な品薄となる前には、ドラッグストアなどで1箱50枚入りが実勢価格498円~598円で販売されており、約10倍のイメージだ。ピーク時には「100枚8万円」や、中には同10万円を超える高額の転売もあっただけに価格下落の感はあるが、規制をすり抜けようとする新手の販売も浮上している。
マスクが品薄になる前にドラッグストアで売られていた1箱50枚入りのマスクが安いのは、国内産だからではないのか?そう思ってなりません。
中国のマスク工場から話を聞いたところ、工場での製造価格がマスク1枚あたり 2.5元(約37円) でありこれを製造価格のまま 50枚セットで売ろうとした場合、125元(約1877円)となります。それに加えて中国のマスクは元々日本で売るためのパッケージを作っていないためパッケージをそもそも作る必要があり…
中国からの配送費、パッケージの作成費、需要と供給のバランスをみた時に
「マスク50枚4980円」
高いと思った方もいるかと思いますが、これが中国から日本に送られてきたマスクだとしたら納得の価格です。工場での製造価格のまま売る企業なんていないでしょうし…実際楽天やAmazonで売ってるとしたらプラットフォーム代やお客様への配送費でかなり費用がかさみます。
画像は製造価格2.5元のマスク
現在、楽天やAmazonで販売している中国企業でマスクを販売しようと考えている企業も多くあるかと思います。ですがこういったメディアの報道を見て、販売を自粛している企業もあります。それはこういったメディアに叩かれないようにするためであり、お店の評価に直結してしまうからです。
結論:中国で余っているマスクが日本で売れない理由は
マスクの一次転売をした転売ヤーとメディアのせい。
だと感じています。
まとめ

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